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【実録】パチンコ依存症になるとどうなる?

 この記事を書いている僕は、大学生だった21歳からの約2年間、パチンコにのめり込みました。いわゆる『パチンコ依存症』です。

パチンコでの負け額は100万円以上、作った借金は70万円、生活費がなくなりまともな物が食べられず栄養失調に陥ったこともあります。

それでも、運よくパチンコ依存症を抜け出し、今ではパチンコに関わることなく日常を送ることができるようになりました。パチンコを止めることができて本当によかったと振り返るたびに思います。

この記事では、僕自身のパチンコ依存症体験をまとめました。パチンコを打っていて良かったことなんて1つもありません。そのことが、読者の方に伝わればと思います。

パチンコ依存症になるとどうなる?

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パチンコ依存症になると、多くを失う。これは間違いありません。

具体的に、僕の身にどのようなことが起きたのか紹介していきたいと思います。

 

パチンコのことしか考えられなくなる

パチンコ依存症になると、パチンコの事ばかり考えるようになります。

当たりがきた瞬間を想像すると、気持ちが高揚し腹の底からウズウズとした感情が込み上げてきます。

夜になると、パチンコを打ちに行きたくて眠れなくなります。まるで遠足前夜のように、楽しみで心臓が高鳴るのです。あれほど朝が待ち遠しかったのは、後にも先にもパチンコ依存症の時だけです。

授業中も、バイト中も、ずっとパチンコことを考えてボーッとしてしまします。まったく集中することができず、仕事でのミスが増え、授業内容は頭に入らず、評価も成績も落ちていきます。

 

仕事・学業に支障が出る|大学中退

パチンコ依存症になると、仕事や学校をサボってまで打ちに行くようになります。

酷い人だと、有給や仮病を使って会社を休みパチンコを打ちに行くそうです。

僕の場合は学生だったので、授業をサボってパチンコ店に行っていました。当然、授業の単位を落とすことになり、留年することになりました。それでも懲りずにパチンコを優先し続け、最終的には大学を中退することになります。

パチンコ依存症によって、大学卒業という資格を失い、高い学費を無駄にしたのです。

 

お金を失う|借金をする

パチンコを続けていると、お金が無くなっていきます。

なぜなら、パチンコは8割以上負けるようにデキているからです。

1日単位でなら勝つことはあっても、続けていくうちにジワジワと負けが積みからなり、気が付けば収支がマイナスになっています。

時々、「トータルでは勝っている」と言う人がいますが、勘違いしているか虚勢を張っているだけです。人間は都合がいい生き物なので、負けた時よりも勝ったときの印象が強く残り、勝っていると錯覚する人がいます。

僕は、パチンコで損をし続け、生活が苦しくなったので、ご飯にマヨネーズとふりかけをかけて、これを毎日食べていました。案の定、栄養失調気味になって寝込んだり、肌にニキビが大量発生するなど、体への悪影響が起こりはじめました。

 

初めて借金をしたのもパチンコがキッカケです。それまでは借金など考えた事がありませんでした。

当時はまだ、審査が緩かったので、学生の僕でも複数の金融業者から借り入れることができました。最初の借金は『パチンコ攻略詐欺』に引っ掛かったことが原因の60万円、その後、パチンコを打つ為に約10万円の借金をしています。

借り入れる瞬間に考えたことは、「勝てば返せる」でした。トータルで負けている人間が、勝って10万円を返すなんて不可能な話なのですが、パチンコを打ちたい欲望を満たすため、自分を騙すように「勝てば返せる」と言い聞かせていました。(無理なことは頭の片隅で気が付いているのです…)

借金を返済できたのは、パチンコを止めてからです。

 

金銭感覚が狂う|生活が質素になる

パチンコ依存症になり始めると、金銭感覚が狂ってきます。1万円、2万円負ける事が当たり前になってくるのです。もちろん、負けた直後は落ち込むのですが、「食費を削れば負けた分は取り戻せる」「明日、勝てば大丈夫だ」など、無駄に前向きな考えを繰り返します。

パチンコで数万円失うのは平気になる代わり、普段の生活、例えばコンビニで500円のお弁当を買うことすら「勿体無い」と感じるようになります。日常にお金を使わなくなるので、生活はどんどん質素になっていきます。

コンビニの500円か、パチンコの数万円か、どちらが無駄な出費であるかは明らかですが、パチンコ依存症になると、正常な金銭感覚が失われていくのです。

 

お金を得るのに手段を選ばなくなる

普通、『所持金』だけでパチンコを打とうとしますが、パチンコ依存症になりお金が無くなってくると、打つ資金を得るための手段を選ばなくなります。

最初は、家にある雑貨や本を売ってお金を作りました。しかし、大したお金にはなりません。犯罪(万引きなど)に手を染めようと考えたこともあります。(もちろん、していません)

大学を中退して実家暮らしになってからは、家にある現金をこっそり抜き取ることがありました。妹の短大への入学祝で貰った10万円から3万円を抜き取ったこともあります。やってることは泥棒と同じです。

この瞬間の心境は、借金したときと同じ「勝てば返せる」でした。もちろん、返すことはできませんでした。

 

友達・彼女を失う

パチンコに依存するようになってから、友達が減り彼女と別れることになりました。

「パチンコを打ちたい」「金欠」などを理由に誘いやデートを断るようになったからです。

僕の場合、パチンコを打ちに行くときは、携帯電話の電源を切って連絡を遮断していました。飲みやカラオケに行くくらいなら、その分をパチンコに使いたいと思っていました。

2年以上付き合っていた彼女とは、デートする回数が激減しました。したとしても、「お金が掛かるから」と言って、何もせず散歩して帰ったこともあります。食事も安いチェーン店ばかりになりました。クリスマスプレゼントも、誕生日プレゼントも何も用意できませんでした。

急に付き合いが悪くなれば、人間関係は悪化していきます。

パチンコを打っていると分かった時点で、女友達は離れていきましたし、パチンコを打たない男友達からは軽蔑の目を向けられました。

次第に誘われることもなくなり、仲が良いと言える友達は激減してしまいます。

彼女には「もっとちゃんと生きて欲しい」と言われて、別れを切り出されました。

 

正常な判断能力を失う

パチンコ依存症は脳の病気です。脳がパチンコによって快感を覚えるようになり、快感を得られなければ耐えられなくなってしまいます。

その為、正常な判断能力を失うのです。学校も、お金も、友だちも、彼女も、パチンコなんかより何億倍も優先すべき存在ですが、そんな当たり前の判断ができなくなってしいます。

パチンコ依存症になってしまったら、意志のチカラではどうにもできないのです。

 

なぜパチンコ依存症になったのか?【原因】

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そもそも、僕はなぜパチンコ依存症になってしまったのか?

自己分析ではありますが、考えてみたいと思います。同じような境遇の方は注意が必要かもしれません。

 

原因① 性格

「パチンコ依存症に陥りやすい性格」は間違いなく存在します。

例えば僕の場合…

  • 1人で行動することを好む
  • 何かに没頭することが好き

などの特徴がありました。ゲームにハマると1日16時間ぐらいプレイしてしまうような人間なのです。パチンコ依存症になる性格的要因があったことは間違いありません。

1人で何かに没頭することが好きで、これと言った趣味や打ち込むものがない人は、パチンコ依存症にならないよう注意してください。

 

原因② 環境

パチンコ依存症に陥った外的な要因もあります。

  • 周囲にパチンコを打っている人が多かった
  • 近所にパチンコ店が充実していた

僕の通っていた大学の近くには、パチンコ店が3件ありました。住んでいたアパートの近くにも1件、バイクで10分も走れば更に3件…パチンコを打とうと思ったら困らない環境でした。

また、周りにパチンコを打っている人が多く、パチンコを打つように勧めてくる人も沢山いました。実際、僕が初めてパチンコを打ちに行ったのは、友達に勧められて興味を持ったことがキッカケです。

パチンコ店の多い場所に住んでいて、周りに影響されやすい方は注意してください。

 

原因③ 欲望

性格や環境もパチンコ依存症に陥った原因ではありますが、一番の大きな要因は「楽して稼ぎたい」という僕の甘えた願望にあったと思っています。

学生時代、3年間同じバイト先で働いていたのですが、あまりにも仕事ができず毎日のように怒られていました。かと言って辞めることも出来ず……3年間ずっと、「バイトに行きたくない…」「仕事をしたくない…」と思って生きてきました。バイトがある日は他のことをする気が起きないほど憂鬱でした。

そこに現れたのが、パチンコです。楽して稼ぐことが可能(のように見える)パチンコは、当時の僕にとって非常に魅力的でした。就職も考えなければいけない時期だったのですが、「パチンコで稼いで生きていきたい!」と本気で思っていました。

仕事や現実から目を逸らそうとする僕の弱さが、パチンコにのめり込み依存症になった大きな要因だと思います。

実際、パチンコ依存症になるのは、仕事が上手くいっていないサラリーマンの方や、貧困に苦しむ方です。楽して稼げそうな都合の良い話があると信じているような人は、パチンコ依存症になりやすいと言えますね。

 

どこからがパチンコ依存症なのか?

僕がパチンコ依存症であると自覚したのは、たまたま見たギャンブル依存症の記事でした。初めてパチンコを打った時から1年が経過した頃です。それまでは、どんなに損をしても、生活が苦しくなっても、自分が異常であるとは思っていませんでした。パチンコ依存症を、本人はなかなか自覚できないモノなのです。

では、どこからがパチンコ依存症と呼べるのか?

以下のような人は、依存症になっていると断言できます。

 

生活費に手を出し始めたら

生活費を削ってまでパチンコを打ちに行くようになったら、パチンコ依存症です。

既に正常な判断をできなくなっている状態だからです。

 

重要なことよりもパチンコを優先し始めたら

学業、仕事、恋人など、大事な物事よりもパチンコを優先し始めたら、パチンコ依存症になっていると言ってもいいでしょう。これも同じく正常な判断が出来なくなっています。

 

「勝とう」と思ってパチンコを打っていたら

「勝とう」「儲けよう」と思ってパチンコを打ちに行くのは、パチンコ依存症です。正常な判断能力があれば、パチンコで稼ぐことは不可能であることに気が付きます。「勝てる」と思ってパチンコを打っているなら、正常な判断能力を失っているのです。

極論を言えば、「パチンコを打つ」という行為自体が、まともな判断能力を持った人の所業ではありません。パチンコよりも楽しいことは沢山あり、パチンコよりも有意義なこともたくさんあります。それに気がつけない時点で、パチンコに脳を侵されているのです。

そういう意味では、パチンコを打ち続けている時点で、既に依存症と言えるかもしれません。

 

依存症を克服するには?

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パチンコ依存症になってしまったら、できるだけ早急に対処する必要があります。

遅ければ遅いほど深い沼にハマってしまい、人生の中で取り返していくことが難しくなるからです。

では、どうやって克服すればいいのか?

 

最善!専門機関で治療を受ける

パチンコ依存症を克服することは、とても難しいことです。

もし、簡単に克服することができるならば、パチンコが原因の借金で自殺をしたり、家族を失ったりする人はいません。

パチンコ依存症は、精神力ではどうにもならない脳の病気ですので、適切な治療を受けることが最大の近道になります。「パチンコを止められない」と感じた時点で、専門機関を受診することをおすすめします。

ただ、パチンコ依存症で病院に行くことが、一般的ではないため、とても高いハードルに感じてしまうかもしれません。

しかし、今まで通りの日常を送りながら依存症を克服することは不可能に近いので、ご自身の未来のためにも思い切りが必要です。

 

誰かの力を借りなければ克服は不可能!

パチンコ依存症ではないか?と思っているにも関わらず、専門機関を頼らない人がたくさんいます。「自力でなんとかしよう」と思ってしまうのです。

しかし、パチンコ依存症を自力で克服することは不可能です。専門機関を頼らなくとも、せめて第三者の協力がなくてはなりません。

例えば、会社から自宅までの間にパチンコ店があるとします。パチンコ依存症の方ならほぼ間違いなく仕事帰りに入店するでしょう。しかし、家族に会社まで迎えに来てもらえばパチンコ店に入ることなく帰宅できます。休日は、必ず友人と過ごすようにすれば、1人の時間が無くなってパチンコに行かなくなります。

当然、少なからず迷惑は掛かりますし、家族や友人の寛大な心と理解が必要です。協力をしてくれて、パチンコ依存症について話ができる、信頼のおける人物がいるならば、勇気を出して協力をお願いするべきなのです。

 

僕がパチンコ依存症を克服した過程…

僕は、たまたまパチンコ依存症を自力で克服することができました。克服できた理由は、少しだけ特殊な環境にあります。

まず、この時期の僕は、大学を中退して仕事もしていないニートでした。つまり収入がなかったのです。貯金を切り崩してパチンコを打っていましたが、いよいよ底をつき、借金も出来ず、「パチンコを打つお金がない」という状況でした。(実家に住んでいたので、生きることには困りませんでした)

僕はとにかく、家の中に引きこもってパチンコを打ちたい欲求に耐えて過ごしました。枕を噛み、泣きながら我慢したこともあります。家から出ず、部屋からもほとんど出ず、欲求を寝りで誤魔化しながら生きていました。

そんな生活を1ヶ月ほど続けて、ようやく「パチンコを打ちたい」という欲求が収まってきました。3か月経った頃にはだいぶ落ち着いてきて、我慢しようと思わなくても欲求を抑えられるようになっていきました。以降、パチンコは1度も打っていません。

僕の場合、実家暮らしのニートだったことが幸いして、引きこもることでパチンコから自身を切り離すことができました。実際、これくらい極端なことをしなければ、自力での克服は難しいともいます。普通に収入があり、毎日パチンコ店の前を通るような生活だったら、今でもパチンコを打ち続けていたかもしれません。

ここまで、「自力」と表現してきましたが、僕がパチンコ依存症を克服できたのは、家族の存在があってこそです。パチンコについて話したわけではないのに、様子がおかしいことを察して見守ってくれていました。家族がいてくれたからこそ、引きこもりでも生活をすることができ、パチンコ依存症の克服をすることができました。1人では絶対に無理でした。、

 

パチンコをやめて本当に良かった!

僕は、パチンコをやめて本当に良かったと思っています。人生の中のたった2年ですが、パチンコは僕から多くの物を奪いました。パチンコを止められていなかったら…今はもう、生きていなかったかもしれません。

この記事は、パチンコ依存症に興味のある方に向けて書きました。「もしかしたら俺、パチンコ依存症かも?」と思うなら、パチンコを止めることをおすすめします。それでもやめられないなら、間違いなくパチンコ依存症です。本格的な治療か、誰かの協力のもと克服するしかありません。そうしなければ、多くを失うことになります。遅ければ遅いほど、取り返しのつかないことになります。脅しているわけではありません。本当にパチンコ依存症は人生をむちゃくちゃにするのです。

アナタの未来が明るいものでありますように。

 

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